シリーズ最初の動画では、母娘が経営するOnquata Paddleのオーナー、Lara Siouï氏を紹介します。この会社は、Lara氏に引き継がれる北米先住民族文化をモチーフにした、オーダーメイドの手描きのパドルを販売しています。二人の目標は、InstagramでOnquataのコミュニティを拡大し、地元であるケベック州を越えて人々にリーチすることです。「ブランドの認知度を高めるにはサポートが必要です」とLara氏は説明します。「いつもは私がすべての写真を撮影し、自分で投稿しているのですが、これは大変な仕事です」。

Lara氏を支援するため、Wieden+KennedyのBodegaでクリエイティブストラテジストを務めるJanelle Wallace氏は、シュールレアリスティックなビジュアルアーティストのElise Swopes氏と協同しました。Janelle氏はElise氏にOnquataのキャンペーンの目標について説明し、制作期間を設定しました。指示を受けたElise氏は、Onquataのストーリーをストップモーションで楽しく伝えるというアイデアを思いつきました。「OnquataのInstagramを初めて見たとき、取り組むべきことがたくさんあることに気づきました」と、Elise氏は語ります。

「Bodegaは、経営者である母娘の顔を見せればもっと素晴らしいコンテンツができる筈だと話していました。そこで私が考えたのは、彼女たちの顔をどのように見せればよいか、パドルで得られる実際の体験と関連付けるにはどうすればいいか、ということでした。しかも、二人のストーリーも結び付ける必要があります」。

上の動画では、Elise氏がOnquata Paddleのためにストップモーションのリールというアイデアをまとめ上げる過程や、出来上がった動画を見たLara氏の反応が紹介されています。下の動画では、クリエイターとの協同がブランドにインパクトをもたらす理由について、Janelle氏が自らの考えを語っています。

ビジネスとクリエイターのコラボレーションによって成長を促し、創造性を高める方法について、さらにヒントを得たいとお考えの方は、こちらのインタビューをご覧ください。ディレクターのKaren X Cheng氏(@karenxcheng)が、ブランドと素晴らしいコンテンツを創り上げてきた経験から得た教訓を語っています。