Instagramは、なにげない日常や記念すべき瞬間を、個人やビジネスがシェアする場所です。2016年8月のInstagram Stories導入により、一定時間が経つと消えるという新しい形でのシェアが可能になりました。

Instagram Storiesは導入後5か月ですっかり人気の機能となりました。今では1億5,000万人を超える人々に毎日利用されています。おかげでコンテンツが増え、それに対するエンゲージメントも高まりました。事実、投稿されたストーリーに見た人からダイレクトメッセージが寄せられる割合は、5件に1件にものぼります。とりわけ、ストーリーに対するビジネスからの反応は活発です。Instagramはサービス開始以来、ビジネスと顧客が互いを見つける場となってきました。利用者の70%が何らかのビジネスをフォローしている¹事実を考えると、閲覧数で上位のストーリーの3分の1がビジネスからの投稿であることも意外ではありません。

ビジネスからのストーリー投稿が今後ますます活発になっていくことは明らかです。そこでInstagramは、ビジネスがストーリーの反響を知り、それを見る人々に働きかけられる新機能として、ビジネスツールにはストーリーインサイトを、そしてStoriesにはフルスクリーン広告を導入します。

ストーリーインサイト機能は、今後数週間のうちにInstagramビジネスツールに導入されます。ビジネスプロフィールに移行済みのアカウントでは、投稿した各ストーリーのリーチ、インプレッション、返信、ストーリーからの移動の件数といったインサイトが見られるようになります。ターゲット層に共感を呼ぶ、より関連性の高いコンテンツを制作するために役立ちます。

さらに、注目効果の高いフルスクリーン表示の広告をストーリーの合間に挿入できるようになります。ストーリーズ広告は、ターゲット設定、リーチ、測定の機能を備え、ターゲット層に関連性の高い広告を届けることができます。相手に合わせてパーソナライズした内容を配信するというのは、これまでのストーリーではできなかったことです。

機能公開に先立ち、Instagram Stories初のフルスクリーン広告のインパクトをビジネスと一般利用者の両方に実感していただくため、Instagramは Capital One、Buick、メイベリンニューヨーク、ナイキ、Yoox、Netflix、カンタス航空など、世界中の30社以上のクライアントの協力を得てテストを実施します。

民泊仲介サービスの世界的大手Airbnbは、同社が過去最大規模で立ち上げる新サービスTripsの認知度アップと話題化にストーリーズ広告を活用しています。15秒の動画で、このサービスでは旅行者が地元に詳しい人に様々な現地体験をさせてもらえること、アート収集からハイキングまで自分と趣味の合うガイド役を探せることを説明します。ターゲット層は25～44歳の米国在住者と幅広く設定し、フルスクリーン表示かつ音声付きで動画が再生されるストーリーズ広告の特徴を活かし、認知度の向上を図ります。今後のキャンペーンでは趣味・関心によるターゲティングも取り入れ、関連性の高いInstagram利用者にメッセージを浸透させていこうとしています。

ストーリーズ広告は今後数週間のうちに、すべての国と地域で、すべてのインターフェイスから、広告目的「リーチ」を選択した際に利用できるようになります。数か月のうちにはダイレクトレスポンス系の広告目的をサポートし、ビジネスのニーズへより柔軟に対応する予定です。

すでにMulberry UKなどのブランドで、ターゲットが広告を上にスワイプして詳細を確認し、アクションを起こすという行動が観測されています。

ターゲット、測定、パフォーマンスレポートと洗練された機能を備えたこの新しい広告形式の導入により、Instagram Storiesは新しい次元のエクスペリエンスへと進化します。今後もビジネスの目標達成に役立つ機能をさらに充実させていきますので、ぜひご期待ください。