このたび、Instagramを利用するビジネスが1,500万社を突破したことをご報告いたします(3月時点では800万社)。Instagramは消費者がモバイルを通じて好みのブランドを見つけ、情熱を分かちあい、追い求める場であり続けています。ビジネスにとっては、事業規模を問わず、存在感を築きストーリーを伝えるのに最適な場でもあります。なんといっても、現在Instagram利用者の80%がビジネスのアカウントをフォローしているのです¹。

ビジネスからは、有料広告はもちろん、Instagram Storiesなどの新しいクリエイティブツールを使った魅力的なオーガニック投稿も増えており、ビジネス向けに提供されているインサイトツールで反響を分析することもできます。

世界の大手ブランドからも多くの成功事例があがっていますが、Instagramビジネスツールを利用する企業の大半は中小企業です。その中からトロントのVitaly、そしてパリのLe Chocolat des Françaisの事例をご紹介しましょう。

ファッションブランドVitaly (@vitalydesign)の創業者であるShane Foran氏(@shanevitalyforan)は、2011年にバリ島へ自分探しの旅に出かけましたが、見つけたものは自分自身だけではありませんでした。現地の小さな町ウブドで職人に教わりながら初めて手作りした指輪にインスピレーションを得て、のちに洗練された男性用ジュエリーシリーズを生み出すことになりました。

今ではVitalyは建築物を思わせる独特のデザインで知られ、取扱店400軒を超えるファッションアイコンとなっています。それだけの成功を遂げたものの、ウェブサイトを訪れたが購入に至らず離脱していく人々に対して、決め手となるような働きかけの必要を感じていました。

VitalyはInstagram向けに、モバイルに特化したキャンペーンを企画し、商品に関心を示したが購入に至らなかった人にダイナミック広告によるリターゲティングを行いました。スタイリッシュを極めた製品とそれを着けたライフスタイルを見せ、製品そのものに焦点を置いた宣伝により、24万3000人にリーチし、広告費用対効果3.9倍を達成しました。

フランス発の独創的なチョコレートブランドLe Chocolat des Français (@lechocolatdesfrancais)では、共同創業者であるMatthieu Escande氏が「Instagramは情報発信のメイン手段です」と語ってくれました。もう1人の共同創業者Vincent Muraire氏は「Instagramはコミュニティと交流し、ブランドの認知度を高めるのに最適なツールです。特に、私たちのチョコレートはパッケージデザインに非常にこだわっているので」と付け加えました。

このブランドの特徴は、様々なアーティストによるイラストを包み紙にあしらった個性的なチョコレートバー。「食べ物とイラストレーションはInstagramと非常に相性がいいと言われています。私たちはまさにその最先端をいったわけです」とMuraire氏は言います。その結果、Le Chocolat des Françaisは世界的に知られるブランドとなりました。

「Instagramを見たというたくさんの販売業者に声をかけていただいて」現在では世界各地のデパートやコンセプトショップ、オンラインストアで販売されています。

ビジネスプロフィールを活用して成果を上げるブランドは増えつづけています。貴社もその輪に加わってみませんか。現在のInstagramプロフィールから簡単な操作で切り替えられます。