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ヒント, 成功事例

2017年7月20日

映像、音、モバイル化

投稿者: Instagram Businessチーム

カリフォルニア州サンフランシスコ

ここ1年にわたり、米国やカナダを始めとする世界中の国々で、モバイル動画の利用が劇的に増加しています。モバイル動画へのニーズのこうした高まりは一向に静まる気配がありません。それどころか、米国とカナダで実施したアンケート調査では、3分の1を超える回答者が、スマートフォンで動画を見る機会は今後さらに増えると答えています。なかでもInstagramについては、回答者の45%が、将来的にモバイル動画の利用がさらに増加すると答えています。1

Instagramでの動画視聴時間は前年比で80%を上回る増加率を示しています。それとともに、このプラットフォームを使った1日当たりの動画制作数は引き続き毎年4倍の上昇率を見せています。2Instagramストーリーズのような革新的なモバイル動画フォーマットの出現によって、移動中であれ、何かに熱中しているときであれ、マーケティング担当者がターゲット層とつながる機会が今まで以上に増しています。

Facebookはモバイル動画の今後の方向性を探るために、社内の消費者および広告インサイトチーム(Facebook IQ)と協力し、モバイル動画の利用によって買い物や情報のシェア、交流の仕方にどのような変化が見られるかを調査しました。

利便性、コミュニティ、関連度の高い情報を求めて

モバイル動画の利用が劇的な増加を遂げた背景には、移動中のエンターテイメントへのニーズの高まりがあることは事実ですが、このように多様な環境で楽しめるコンテンツに人気が集まっている理由は利便性のみとは思えません。世界中で、モバイル動画に注目するInstagram利用者の数がますます増加しています。その理由は、Instagramがさまざまな関心を共有するコミュニティと利用者をつなぎ、個人のニーズに合った関連度の高いコンテンツを提供しているからです。

アンケートに回答したInstagram利用者の60%が、過去2年間にInstagramでのモバイル動画の利用が増加したと答えています(一方、テレビ視聴者を対象にしたアンケートでは、33%がテレビの視聴が増加したと回答)。
Facebook IQ出典: Lieberman Research Worldwideがまとめた「メディアに関する意識」(Facebookからの委託により、18~64歳の1,500人を対象に米国とカナダで実施した調査で、Instagramを週に1回以上利用する409人を含む)、2017年3月。

従来のテレビと比較すると、Instagramのモバイル動画は友達や家族とのつながりを強める可能性が2.9倍高く、会話の話題を提供する可能性は1.9倍高いという結果が出ています。つまり、Instagramのモバイル動画は、最も重要なものとつながるきっかけになります。ただし、こうしたインタラクションは移動中のみならず、利用者が自宅にいるときにも起こっています。実のところ、モバイル動画を視聴する場所として最も一般的なのは利用者の自宅です。1

また、モバイルで動画を視聴する際に、利用者がどのような感情を体験するかということもこのエクスペリエンスの大きな部分を占めています。

感情とエンゲージメントを増幅

驚くまでもないことですが、Instagramのモバイル動画によって視聴者は肯定的な感情が高まり、その結果、幸せな気分に浸れるという結果が出ています。同一のグループを対象に行ったアンケート調査でも、テレビと比較すると、Instagramのモバイル動画からインスピレーションを得る可能性がある人は2.4倍、さらに、わくわくした気分を味わう可能性がある人は1.7倍という結果が出ています。1

ただし、こうした肯定的な連想は、Instagramで目にするモバイル動画のコンテンツの種類にのみ起因するものではありません。そうしたインスピレーションを誘発するのは、コンテンツの発信元とも大きな関係があります。

よりスマートで強力なブランドを構築

オーストラリアのフィットネスブランドKayla Itsines(@kayla_itsines)は、同社が新しく発表した「Sweat(汗)」フィットネスアプリの認知度アップを目指して、ターゲットに設定した米国の18~42歳の女性にリーチする方法を探していました。Kayla ItsinesはFacebookクリエイティブショップの協力を得てこれを実現しました。

同ブランドは、モバイルに合わせて最適化したフルファネルの動画キャンペーンを作成。「いつでも、どこでもワークアウト」というシンプルなメッセージをのせて、FacebookとInstagramの両方でキャンペーンを展開しました。 その結果、キャンペーンで640万人もの幅広いターゲット層にリーチし、ブランドの認知度はなんと21ポイントもアップ。ブランドのリーチにおいては6倍の増加を達成しました(グローバルEコマース市場のキャンペーン平均値との比較)。この数字はモバイル動画利用の威力を見せつけただけでなく、FacebookやInstagramをいかにブランドに利用できるかという可能性を示唆するものでもあります。

FacebookとInstagramは、コミュニティとつながるうえで欠くことのできないプラットフォームです。今回のキャンペーンを通じて、当社のブランドは明確な成果を出し、ブランドの認知度を上げることができました。適切なメッセージを伝えて新規顧客とつながり、インスピレーションを与えることができるからこそ、FacebookとInstagramはブランドの成長の場として最適です。
Kayla Itsines、CEO、Tobi Pearce氏
のどの渇きをいやす(だけではありません)

革新的なスポーツドリンクブランドGatorade(@gatorade)は同社の主力製品Gatorade Thirst Quencherの店舗での売上アップを目標に掲げ、Facebookパートナー、メディアエージェンシーOMD、デジタルエージェンシーVMLの協力を得て、InstagramとFacebookのコミュニティを対象にした強力な動画広告を作成しました。

InstagramとFacebookでカスタムオーディエンスを使用した、このモバイルファーストのキャンペーンは、18歳以上の生活者に焦点を当てた戦略を採用。ブランディングを強調した、人目を引くビジュアルを使用してターゲット層の注目を集めました。その結果、Gatoradeチームは世帯への浸透率を3.29%高め、短期的売上を4.62%伸ばすことに成功しました(Oracle Data CloudのROIキャンペーン分析によって測定)。

ファッションに新風

オンラインファッション小売業者ASOS(@asos)は、Instagramストーリーズで初のクリエイティブな広告キャンペーンを展開。米国(および英国)に住む、ファッションに敏感でInstagramをよく利用する10代のターゲット層の間で、ブランドの認知度アップとエンゲージメントの向上を目指しました。

このモバイルファーストのブランドは、クオリティの高い画像や動画に独特のファッションスタイルを組み合わせて、デジタル世代の若者を念頭に置きながら、ターゲット層の心をつかむ一連の広告を作成しました。このキャンペーンでは、販売目的のメッセージを押し付けたり特定の製品を宣伝するのではなく、ブランドの認知度アップに加えて、最もくつろげる形でInstagram利用者の目を楽しませることに焦点を合わせました。その結果、ブランドの認知度は米国で7ポイント上昇しました(英国では広告想起が14ポイント上昇)。

Instagramストーリーズは、販売目的のメッセージや特定の製品を押し付けたりしない、優れた広告を作成するのに最適な場所です。強力なブランドメッセージを伝えて、この媒体の良さを生かしながら共感を呼ぶ方法でブランドの認知度アップとエンゲージメントの向上を達成し、注目を集めたその瞬間にターゲット層の心をつかむことを目指しました。
ASOS、コンテンツ&エンゲージメント部門グローバルディレクター、Leila Thabet氏
モバイルが動画の未来を動かす

オフィスから自宅、そしてありとあらゆる場所で、多種多様な方法を使ってモバイル機器で動画を見る人の数は増加の一途をたどっており、Instagramを使ったビジネスが世界中の人たちとストーリーをシェアする新しい可能性が広がっています。

この目覚ましいモバイル動画のトレンドをブランドで最大限に生かす方法については、Facebook IQで詳細な記事をご確認ください。

投稿者: Instagram Businessチーム

カリフォルニア州サンフランシスコ