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ヒント, 成功事例

2017年6月23日

モバイルに乾杯: スマート機器によって変わる飲料業界

投稿者: Instagram Businessチーム

カリフォルニア州サンフランシスコ

夏らしさを感じる日に、友達を誘って喫茶店に行くことになりました。友達を待つ間、あなたはアイスティーを注文します。うれしさのあまり、思いつきで、冷えたアイスティーの写真を撮り、#summerdrinksのハッシュタグとともにその写真をInstagramに投稿します。衝動的な行動かもしれませんが、決して珍しい出来事ではありません。飲料品に興味を持つ今日のインスタグラマーは、ぱっとひらめいたらすぐに行動に移し、素早くシェアします。

飲料品、ブランド、購入者

社内のインサイトチーム(Facebook IQ)が共同で実施した調査によると、飲み物を決めるときのように、人々はモバイルを衝動的に使用してソーシャル機能を利用することがわかりました。Instagramの写真や動画が飲料品を購入する際の意思決定に影響を与えていると答えた人の割合は実に41%にもなりました。1 さらに、飲料品の購入がより多様化し、オンライン化するにつれ、特にニューヨーク、シカゴ、ロンドン、サンパウロといった都市では、飲み物の検索、調査、情報交換にスマートフォンを使用した新たな方法が利用されるようになっています。2

ただし、アクティビティはこれにとどまりません。これらのインスタグラマーによるInstagramでのスクロール、シェア、検索といった機能の利用はますます増えており、このプラットフォームを利用する回数は1日あたり22回にも達しています。この数字は、全世界の平均的なインスタグラマーと比較すると8倍も高くなっています。言うまでもありませんが、このようにインスタグラマーの間で利用頻度が高まっていることを受けて、飲料品ブランドが、喉の渇きを覚えた(そして衝動買いをする)利用者とつながるチャンスはかつてないほどに増えています(特に3~6pm)。2

Skol

夏季およびカーニバルにおけるビールの定番となるべく、ブラジルの飲料品ブランド最大手Skol (@skol)は、Instagramおよび広告代理店のF/Nazcaとパートナーシップを結び、Instagramストーリーズに特化して作成された動画キャンペーンを開始しました。

飲料品を取り扱うインスタグラマーは、全世界の平均的な利用者と比較して、動画の視聴数が2倍も多くなっています。
Instagramデータ、米国(全世界のオーディエンスとの比較)、年齢18~65歳以上、男女。2017年5月11日以前の28日間で、飲料品に関連したハッシュタグが使用されたデータに基づく。

このキャンペーンにおいて、Skolは、storiesを試したブラジル初の企業となり、企業の持つ革新性を示すことにしました。その結果、カーニバル並みの大成功を収めることができました。

ブラジル全土の利用者(18歳以上)をターゲットとし、従来の考えにとらわれず、真夏の最大の屋外イベントをSkolとともに楽しんでもらうためのメッセージを視聴者に届けました。その結果、このブランドの広告想起が29ポイントも跳ね上がり、夏のビールと言えばSkolと考える人(特に女性)の合計数が3ポイントも向上しました。

illy

これまでにない楽しい方法で、ミレニアル世代に対してブランド全体の認知度と製品の認知度を高めたいと考えていたイタリアのコーヒーメーカーilly (@illy_coffee)は、Instagramおよびアーティスト/イラストレーターのMax Petrone氏と連携し、コーヒーをモチーフに使用してillyのストーリーを伝える、一連のInstagramカルーセル広告を作成しました。

この楽しいキャンペーンはInstagramオーディエンスに大いに受け、広告想起が16ポイントも向上しました。とりわけ、25~35歳のオーディエンスに関しては21ポイントも上昇しています。

BrainJuice

Instagramの記憶に残るクリエイティブを使用して顧客にリーチしているのは大手の飲料品ブランドばかりではありません。より規模の小さな企業であるBrainJuice (@naturalbrainjuice)もそういったブランドの1つです。

脳の栄養ドリンクを売りにする、オースティンに拠点を置くこの企業は、顧客とつながるためのメインチャンネルとしてInstagramを利用し、自社製品に関するコミュニティを構築しています。

規模は小さいものの、成長を続ける飲料メーカーである当社にとって、Instagramは、顧客とつながり、コミュニティを構築するための魅力的なツールになっています。我々の活動をシェアできるだけでなく、当社の愛好家の声を直接聞いたり、そのような人々のストーリーをシェアしてもらうこともできます。Instagramのおかげで構築されたこのような関係性は、BrainJuiceの企業活動の基盤であり、中核でもあります。
BrainJuice、マーケティングリード、Lindsay Stern氏
Salad Power

企業がInstagramで顧客とつながりシェアする方法はさまざまにあるなかで、あるベジファースト企業は、文字通り投稿のノウハウをマスターしました。ニューヨークに拠点を置くSalad Power (@saladpower)は、そのコンテンツは実験であると考え、Instagramでシェアしたあらゆるコンテンツを調査、テストすることによって、エンゲージメントに最適な投稿のスタイルを見つけ出しました。

私たちは真に科学を重視する企業であり、そういった企業においてはさまざまな変数をテストすることが重要です。Instagramには、投稿のパフォーマンスを判定するために使用するデータがすべてそろっています。そのおかげで、当社のエンゲージメントは50%も向上しました。
Salad Power、共同創設者、COO、Nikhil Wagh氏
モバイルにおける次の展開

モバイルによって私たちが住む世界は変化し続けています。そのため、飲料品マーケット担当者は、外出先や普段使いにおけるモバイルの持つ影響力と、モバイルが顧客とのつながりを構築する方法を理解することが重要です。また、飲料品を扱うインスタグラマーは瞬間的かつ衝動的に購入という行動に移りますが、そういった利用者が選ぶドリンクの種類やその理由については十分に検討する必要があります。

飲料品業界に与えるモバイルの影響と、当社のドリンクに対する考え方について詳しくは、Facebook IQの詳細な記事をご覧ください。

投稿者: Instagram Businessチーム

カリフォルニア州サンフランシスコ