カルーセル広告は昨年の3月に公開されたInstagramの広告サービスです。複数の写真とコールトゥアクションボタンを1つの広告ユニットにして表示できます。公開以来、カルーセル広告は、広告想起の点で写真1枚の広告よりも優れたパフォーマンスを発揮しており、広告想起率は平均して2.5ポイントの向上を達成しています。¹この度、カルーセル広告ユニットに、画像だけでなく動画を追加できるようになりました。コンテンツには動画または写真を5つまで使用できるため、より多彩にストーリーを伝えられるようになります。

過去6か月間で、Instagramでの人々の動画視聴時間は増加しており、40%を超えています。²また、既存のキャンペーンに動画を追加すると、静止画のみのキャンペーンよりも好感度が高くなるという調査結果があります。³Instagramで動画を楽しむ人々は増加し続けているため、動画のカルーセル広告を活用すれば、企業は従来とは異なる、より臨場感のある方法で潜在顧客にリーチできるようになります。

Instagramでストーリーを伝えるにはさまざまな方法があります。さらに、静止画と動画を組み合わせてカルーセル広告を作成できるようになりました。左右にスワイプできる広告フォーマットにより、3～5つの動画や写真を1つの広告ユニットに表示できます。動画と写真は好きなように組み合わせて使用できます。また、コンテンツを表示する順序も自由に決められ、写真と動画は指定した順序どおりに表示されます。ストーリー性のある広告を掲載したいと考えているビジネスの場合、特定の順序で広告素材を表示することで、思いどおりのストーリーテリングができるようになります。

映画製作会社や自動車会社などさまざまな業界のビジネスが、カルーセル広告の新しい形式を使い、Instagramでより豊かなストーリーテリングを展開しています。

Disneyは、動画のカルーセル広告で、5月27日公開の最新映画『アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅』を宣伝しました。動画では映画の予告として、アリスが鏡の国に足を踏み入れる冒頭シーンを紹介しました。広告のターゲットは、予告編に興味を持ちそうな、13～24歳のDisneyファンの女性など特定の層に設定しました。カルーセル広告には「すぐに予約する」ボタンを追加して、1クリックでチケットを購入できるようにしました。

Jeepは、ブランドを代表する四輪駆動車の認知度アップを目指しました。Jeepは5種類の写真と動画を組み合わせて、秘境を走るさまざまな四駆モデルを見せました。広告のターゲットは、ブランドの四駆モデルであるJeep Cherokee、Jeep Patriot、Jeep Compass、Jeep Grand Cherokee、Jeep Wranglerに趣味や関心が一致する、米国在住の18～34歳に設定しました。「詳しくはこちら」ボタンも追加して、車についての情報をすぐに表示できるようにしました。

ご紹介したとおり、さまざまな企業が、動画のカルーセル広告を活用した臨場感あふれるコンテンツで顧客にリーチし始めています。動画のみのカルーセル広告でも動画と写真を組み合わせたカルーセル広告でも、動画を追加することで利用者がビジネス、製品、アプリについてより深く理解できるようになります。動画のカルーセル広告はFacebookでも利用できるため、FacebookとInstagramの両方のプラットフォームで広告をシームレスに展開してより幅広いターゲット層に効率よくリーチできます。

動画のカルーセル広告は、広告マネージャ、パワーエディタ、Marketing APIで作成できます。 カルーセル広告について詳しくはこちら。