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ヒント

2020年12月21日

注目のトレンド - ドロップ戦略: バズを生むワザ

投稿者: Instagram Business Team

San Francisco, CA

更新 - 2023年12月15日: 「商品の発売予定」機能(別名: ドロップ)と「商品の発売予定」専用のインサイトは削除されました。今後はご利用いただけません。今回の決定は、製品や機能を進化させてそれらの価値を最大限に高めるという継続的取り組みの一環として下されたものです。

マクドナルドのハンバーガーと先鋭的なファッションデザイナーの共通点とは?バズを生んだコラボ商品は即完売。

話題を呼ぶための販売手法としてまずファッション業界で広まった、いわゆる「ドロップ戦略」は、再販売の予定のない限定版の商品や数量限定のコレクションをリリースすることを指します。その戦略が近年のEコマースブームのなかで流行しているのは、決して偶然ではないでしょう。常にオンラインにいる「Always On」な消費者の需要に応えるべく、企業各社は数量限定でローンチしたり期待を盛り上げてからリリースしたりすることで、特別感を高め、消費者の購買欲をかき立てています。

現在では世界中のビジネスが、さまざまな目的のためにこのドロップ戦略を採用しています。しかも今は、控えめに宣伝するほうが、かえって注目が集まります。商品に関するシンプルな投稿1回と発売日の告知だけで、もう売上は確定したようなものです。ここでは以下の3つの事例を通じて、消費者の欲求とビジネスのニーズに応えるためにドロップ戦略がどう進化しているかについて、イメージをつかみましょう。実際にビジネスに取り入れる際のさまざまなパターンについてもご紹介しています。

新たな顧客層とエンゲージする

ビジネスは、意外なコラボレーションによって消費者に新たな一面を見せることがあります。今年初め、台湾マクドナルドは高級ファッションデザイナーのApujanと協力して、スタイリッシュなパッケージと漆黒のハンバーガーを生み出しました。ファッションブランドとのコラボレーションにより、ファストフードのブランドを昇華させ、若年層の消費者を引きつけることができました。

台湾マクドナルドは限定商品をInstagramで告知することで、いつものハンバーガーの見たことのない特別な姿を披露し、それによって新たな顧客を発掘することに成功しました。ストーリーズやフィードにシンプルな投稿をして、この台湾マクドナルドのような意外性のある商品発表をしてみませんか。消費者の注意を引き留めるには、カウントダウンクロックなどのスタンプをInstagramに追加するのが効果的です。詳しくはこちらをご覧ください。

1つの社会問題にフォーカス

社会に対して何ができるかを考え、その活動を支援しましょう。特別なパートナーシップを結ぶのでも、重要な慈善活動を支援するのでも構いません。大切なのは1つに的を絞ることです。Facebook IQ1によれば、世界の消費者の半数超は、購入先のブランドが自分と同じ価値観を共有していることが重要であると回答しています。慈善団体とコラボレーションすれば、ビジネスが支持する価値観を(うるさく主張するのではなく)それとなく示すことができます。

Bagguは、Instagramでのショップ開設を記念して、アーティストであり活動家のSage Adams氏にInstagram限定商品のデザインを依頼し、その売上の全額をBorder Kindnessに寄付することにしました。Bagguはこのプロジェクトによって、慈善活動のためのバッグのデザインという創作の機会をAdams氏に提供し、同氏のクリエイティビティが消費者の行動を促しました。

Bagguがこのドロップ戦略で目指したのは、社会に貢献しながらショップへのトラフィックを増やすことでした。もっとも、パートナーシップを結ばなくとも良い変化をもたらすことはできます。寄付スタンプを使えば、どんなキャンペーンにも社会貢献の要素を加えることができます。

需要を創り出す

ドロップ戦略では、どのような規模のビジネスであっても、ニッチなクリエイターと組むことでビジネスの魅力を高めることができます。小売りチェーンのC&A Brasilが、限定コレクションのカルチャーの演出とコンテンツ制作のためにObvious Agencyのクリエイティブチームに声をかけたのには、そうした理由がありました。

サンパウロに拠点を置くObvious Agencyの持ち前の奇抜さと独創性、そして小売りにおけるC&Aの知見を掛け合わせることで、2社は数量限定のコレクションを即完売させることができました。消費者の需要と興味を喚起するために、Obvious Agencyはブランドの声をありのままに伝えるコンテンツを公開しました。このような夢のあるコラボレーションをしてみませんか。Instagramアプリの新しくなったブランドコンテンツ機能なら、さらに簡単にクリエイターと連携することができます。ブランドコンテンツ機能について、詳しくはこちらをご覧ください。

投稿者: Instagram Business Team

San Francisco, CA