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ヒント, アドバイス

2019年10月24日

今、新しいスポーツの楽しみ方がInstagramから生まれている

投稿者: Facebook Japan

Tokyo, Japan

これから日本で数多くのスポーツの祭典が開催される中で、たくさんのスポーツファンがInstagramに集まるという現象が起こっています。その理由を解説します。

サマリー:マーケターのためのヒント

1. Instagramを通じたスポーツファンへのリーチ機会に注目

今後、大規模なスポーツ大会が国内で行われる中で、さまざまな競技やアスリートにフォーカスが当たるため、本文中で紹介するようなスポーツの楽しみ方をする人がInstagram上で増えていくことが考えられます。

2. アスリートとのタイアップコンテンツに挑戦

生活者がInstagram上で求めているコンテンツはテレビと必ずしも同じではありません。例えば撮影の舞台裏など、ブランドをより身近に感じられるコンテンツをInstagram上で展開することで、テレビとの重複接触によるシナジーも期待できます。

3. “オールウェイズ・オン”で活用

Instagramでスポーツを楽しむ人は、アスリートの普段の姿を継続的に得ることを目的にしているため、オンシーズンだけでなく、オフシーズンでも、“オールウェイズ・オン(Always On)”で活用機会があります。

なぜスポーツとInstagramなのか?

皆さんは、新しいスポーツの楽しみ方がInstagramから生まれていることをご存知でしょうか。興味深いことに、これから日本で数多くのスポーツの祭典が開催される中で、たくさんのスポーツファンがInstagramに集まるという現象が起こっているのです。

国内のInstagram月間アクティブ利用者のうち、70%がInstagram上でスポーツに関連したコンテンツを楽しんでいることがわかっています。また、Instagram月間アクティブ利用者はスポーツへの関与が強く、一般消費者に比べて夏季オリンピック33種目中、14種目について2倍以上の人が情報収集をしていることもわかっています。

なぜInstagramでスポーツなのでしょうか?スポーツに関連してInstagramをご使用する動機を調査すると、「アスリートの日常の姿を見たい」、「アスリートの情報を継続的に得たい」が上位に挙がってきます。つまり、アスリートがその関心の対象であることがわかります。そして、それが試合や競技が関心の対象となる他のプラットフォームに比べた時のInstagramの特性となっています。

Instagramでは誰もが「オールアクセス」

実際、スポーツ関連コンテンツを楽しんでいる国内Instagram利用者(以下、Instagram上のスポーツファン)のうち、アスリートをフォローしていると回答した人は、47%、すなわち約2人に1人という割合になっています。ほかのメディアではアスリートの競技中の姿が中心となって取り上げられているのに対して、Instagramではアスリートの普段の姿を見ることができるため、よりスポーツを楽しみたい人にとって、Instagramは特別な存在となっています。

アスリートの「活躍」を「表」、「プライベート」を「裏」とし、「裏側を知りたい人はInstagram、結果を知りたい人は他のSNSなのかなと思う」と定性調査である利用者が語りました。定量調査の回答結果でも、Instagram上のスポーツファンのうち、アスリートのプライベートの姿を見ている人は、見ていない人に比べて、 1.7倍の項目においてスポーツの魅力を感じると回答しており、よりスポーツの楽しみの幅が広がっていることがわかります。また、試合を面白いと感じていると回答した人の割合も1.5倍になるという大きな違いが見られました。さらに、その選手だけではなくチームとしての魅力を感じる割合もそれぞれ2倍以上高くなりました。

スポーツの魅力 × 選手のフォロー

では、なぜInstagramでスポーツの魅力が増すのでしょうか。アスリートのプライベートな姿を通じて、選手の個性に親しみを持つだけでなく、チームの雰囲気や、ほかの選手との関係性、競技への思いなどを知ることで、競技での活躍のドラマ性が増し、観戦時の興奮や高揚感が大きく変わるということが理由として挙げられています。

具体的なインタビューでの発言録をご紹介しましょう。

選手のコラムを読んでいる気分で選手のアカウントを見ている気持ちになれる。競技やプライベートについて、どう思っているかが書かれている。テレビの取材を見逃してもアカウントを見ればわかる。
試合はテレビで観られるが、プライベートを見ると親近感がわく。試合を観るとすごい人だけど、それだけではないところを発見できて、ほっこりする。
動画を回して撮っていることもあるから、いろんな選手が出てくる。普段見ることができない選手も登場するからとてもありがたい。

こうした理由を見ても、いかにInstagramでスポーツの魅力が増しているのか、おわかりいただけるはずです。皆さんも、アスリートのドキュメンタリー番組などで、日常の姿から試合までの一連の流れを見ていくことで、その選手を応援する気持ちが高まった経験があると思います。そのようなスポーツがドラマになる体験が今、スポーツの新しい楽しみ方として広がっているのです。

出典:
1:カンター・ジャパン「Sports Engagement Quant Study – Screening Survey」 (Facebookの委託によるオンライン定量調査。日本在住、18〜69歳、27,629人を対象に一般人口代表構成で2018年6月に実施)。
2: カンター・ジャパン「Sports Engagement Quant Study – Main Survey」 (Facebookの委託によるオンライン定量調査。日本在住、18〜69歳のInstagram月間利用者かつInstagram上でスポーツにエンゲージしたことがある人2,000人を対象に2018年6月に実施)。
3: カンター・ジャパン「Sports Engagement Qual Study」 (Facebookの委託によるFGI定性調査。日本在住、20-34歳のInstagramでスポーツにエンゲージしたことがある人6人×2グループを対象に2018年6月に実施)。

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