年末商戦の到来と共に、小売店はInstagramを利用して、ホリデーシーズンの賑わいを消費者に広めています。今年は、消費者の消費動向に変化が見られます。実際、年末商戦の買い物客の40%がオンラインで買い物をする計画であると回答しています。また昨年度は、年末商戦期のオンラインショッピングの4件に1件がモバイル機器によるものでした¹¹モバイル機器を使って買い物をする人が増えるなか、Instagramはあらゆる規模のビジネスが年末商戦期に広告を掲載するのに最適な場と言えます。

多くのブランドが、まるでInstagramをショップのウィンドウのように利用しています。Instagramは、ギフトのアイデアを宣伝するルックブックの役割を果たしています。J.Crewは以前、年末商戦向けのギフトガイドをオンラインで紹介しました。今年はその一歩先を行って、Instagramでギフトガイドをシェアしてファンの心をつかみました。ファッションブランドのJ.Crewは、米国市場で年末商戦向けのキャンペーンを展開。[購入する]ボタンを追加したリンク広告を使用して、利用者がごく自然にJ.Crewのスタイルをウェブサイトでチェックしながら商品を購入することを可能にしました。

今シーズンは多くのブランドがInstagramに注目し、アクションを実行したターゲット層が年末商戦期の買い物に真剣に取りかかる前から、ギフト商品のインスピレーション提供に努めています。Macy’sは11月の初めに、今シーズンで8年目を迎え、ボランティア団体「Make-A-Wish(願いごとをする)」と協力関係を結ぶ「Believe(信じる)」キャンペーンをFacebookで開始しました。さらに、Macy’sはこのたび、このキャンペーンをInstagramでも紹介しました。Macy’sは1日で高いリーチ獲得を目指すマーキーキャンペーンを実施。3本の動画を配信して、Macy’sと共にホリデーシーズンの魅力を満喫し、想像力をかき立てるサンタクロースの世界に浸ろうと呼びかけています。

広告費用をInstagramに投資しているのは大手のブランドだけではありません。中小規模のビジネスは、インスピレーションを求める利用者を対象に、精巧に作られたギフト商品のアイデアをシェアしています。バレエシューズの世界に革新を巻き起こした企業として知られるTieks。同社はInstagramを利用して、米国の女性を対象にホリデーシーズンにおすすめの製品ラインを宣伝しました。Tieksは、人目を引く美しいパッケージに雪が降り注ぐシーンを演出したシネマグラフをキャンペーンでシェア。[詳しくはこちら]のコールトゥアクションボタンを添えて、広告を閲覧するだけでなく、アクションを実行できるよう配慮しました。

広告掲載に加え、多くの中小企業はハッシュタグ#shopsmallを使用して、今週末に予定されているSmall Business Saturday (中小企業の販売促進を目指す、感謝祭の後の土曜日のイベント)を宣伝しています。

今年の年末商戦期はモバイル機器への移行が顕著であり、あらゆる規模の広告主はInstagramを使ってお目当ての買い物客にリーチすることができます。こうした消費者は、ホリデーシーズン向け商品のインスピレーションを求めてInstagramに集まるのみにとどまらず、ビジネスがこのプラットフォームで紹介する製品に関してアクションを実行する意思があります。